米国で感じた日本の文化・思想・法律の違い1

米国で感じた日本の文化・思想・法律の違い
5/2に日本を出発して、5/9の夜に帰国したので約7日間の旅でしたが、 うちフライトと乗り換えと移動を含めると丸まる1日×2回なので、 実質5日間アメリカにいましたが、そのときに感じていた事、また驚いたような事を書いておきます。

この旅を通して感じた日米の違いは

・自主・自立を重んじる・(場合によって)合理的・おおらか・優しい米国
・繊細・几帳面・デリケート・潔癖・細かい・自主的サービス精神 日本

です。 具体的には以下です。
法律
右側通行の米国では赤信号でも右折できます。
また、赤信号でも、車がこなければ歩行者は堂々と渡ります。
→合理的。
職業について
日本では、終身雇用というのは一般的だと思いますが、 アメリカではテニュアを取得した大学教授とオーケストラのプレイヤー だけだという事です。

ということで、保証されていない一般の職業では、 その職業で勤務しつづけるための研鑽が必須となってくるという事。

また、転職などは、日本では、その人の人格などを見て、これから この仕事ができるようになるであろう、という見込みを見て就職を 決めますが、アメリカでは、その職業に関しての訓練を受けている 事が大前提らしいのです。

アメリカというのは、ある意味でのフェアさがあるのかなぁと思います。

また、とにかく『差別』に対しては厳しい。
人種も、性別も、年齢すら差別になるそうです。
もちろん、障害者などに対しての差別に対しても厳しいらしいです。

駐車場も、とても込んでいても、車椅子マークのところには、停まっていなかったり。
トイレ事情について
日本のトイレというのは、本当に繊細だと感じました。

アメリカでは かなり大きな空港のトイレですらも、ブースの隙間がかなりあります。
人が見えちゃうくらい。(15mm位?)
便座もかなりの確率で汚れています。

手洗いの周囲も、かなりの確率で汚れています。
また、自由に使えるトイレも少ない。
日本ではコンビニや駅などはあって当然ですが、アメリカではほとんどありません。

アジア圏では、まあそれが一般的、、と考えていたのですが、 アメリカって先進国やったよね?!と感じてしまった私。
失礼でしょうか? いや、日本が世界で見ると異常なほど繊細・清潔・潔癖なのかも。。

そうそう。温水洗浄便座には、一度もお目にかかれませんでした。
(ちなみにウォシュレットはTOTOの商品名。シャワートイレはinaxの商品名です)

でも、ホテルなどでは、おしゃれでキレイなトイレも多く、 宿泊している訳でもないのに、かなりたくさんのホテルを利用させていただきました。笑

普通のデパートなどでも、かなりきれいな日本のトイレは世界一かも。異常かも。
と個人的には思います。
と思っていたら、同じように思っていた方がいらっしゃいました。笑
たくさんのブログで「日本のトイレはサイコー!」と書かれています。

しかし日本のトイレは昔からキレイだったわけではなく、 いろいろな影響があるようです。

「大東京トイレ事情」という本が出て、東京の公に使えるトイレをランク分けして 記事にしたそうです。これが発端となり、各飲食店などがそれまでは、商品=食品 にかけていた労力をトイレにもかけるようになったからだそうです。

いくら美味しいものを作っても、トイレが汚い、遣いにくいから行かない、という 人が増えている。また、美味しいと思っていい気分なのに、トイレに幻滅。 もう来ない。というお客様を減らすため。競うようになって、現在の 「世界一のトイレ事情」が出来上がっているわけですね。

韓国では、ホットペッパーのようなフリーペーパーにも男女別のトイレがあるなしか が書かれているそうで、重要な判断指標のひとつのようです。

また、世界人口はおよそ65億人、そのうち26億人のトイレがない。
そうです。
当たり前、と思っている事は実は当たり前でない事が多いのかもしれません。

実は、それを当たり前にした人々がいる、ということを忘れてはならないし、 自分もその一員になりえると言う事を忘れたくない。
おおらか?
先進国のアメリカですが、 かなり大雑把かも・・・という印象をうけた所が何箇所かあります。

ひとつは先ほどの公共のトイレ。
そしてもうひとつは公共の食事をするところ。

NYど真ん中にある、地下のショッピングセンターにある
WholeFoodsのフードコートのようなところがあります。

WholeFoodsは、自然食品やオーガニックなど、 「グルメ・スーパーマーケット」と呼ばれる位、比較的高価なスーパーです。

そこでは、ブッフェのようなコーナーがあって、好きなものを好きなだけ とって、その後レジで重さを量り、重さでの料金を支払うというしくみの所です。

サラダからパンからスープからチキン、ステーキ、お魚、パスタ、ご飯、中華、 なんでもあって、しかも美味しいの。

けれども、フードコートがお世辞にもきれいとは言えないのです。
(写真とっとけば良かったですが)
食べ残しがそのままだったり、床には、入れ物やナプキンが落ちていたり。
結局、テーブルを自分できれいにして、そこに座りました。

周囲のアメリカ人を見ていて、 特に他人に対する気遣いや美意識、というよりも、多分、 「気にもならない」人が多いのだろうとおもいました。

私が、これが気になってしまうのは、日本の清潔さに慣れているからでしょうね。
私は、かなりのレベルで大雑把だと思うのですが、その私でさえもそう思ってしまうので、 世界レベルで見たら日本の清潔さ・潔癖さは世界一のような気がします。

一応こちらには、掃除の方がいらっしゃるのですが、 例えば、日本の大型ショッピングセンターのフードコートなどでは、 そこまでではないような気がします。
しいていえば、お祭りの時の路上。

そこまでではないですが、そういう感覚かもしれません。
アメリカ(米国)視察 2010.5月
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